「うっわ・・・本当に美味しそう・・・」

 

 

 

美味いに決まってンだろ、

という顔で笑う先生が

 

 

なんだか憎たらしかった。

 

 

 

 

頂きます。

 

 

 

 

 

今日も今日とて

部活で独創的な料理(ゲテモノなんて言わせない)を作りながら話していると

我が部の顧問、若月先生が料理上手らしいという話題になった。

 

『先生が料理上手なんて信じらんない』

 

うっかり口にしてしまった私のこの一言は、先生に火をつけてしまったらしく・・・

 

『ほぉー・・・、お前居残り決定な』

 

その真っ黒い笑顔に逆らえるはずもなく

私は自分で作った料理を処理してからも家庭科室で先生を待っていた。

『よし、行くぞー』と、有無を言わさぬ勢いで先生の家へ引きずられて行った。

 

 

 

で、今こんな状態にあるのです。

 

目の前に広がるのは美味しそうな料理の数々。

お芋の煮っ転がしやきんぴらごぼう、

焼き魚、だし巻き卵にあったかーいお味噌汁。

くわえて、炊き立てのご飯の香りで・・・

 

私のお腹がぐぅ〜っと鳴った。

 

 

「・・・あ///」

「ほれ、箸」

「あ、ありがと・・・」

 

 

2人きりだからか、話し方が変わった先生にドキッとしつつ箸を受け取った。

それをぎゅっと握り締め、まじまじと料理を見る。

 

 

「あ?何固まってんだお前」

「え・・・?いや、何から食べようか迷っちゃって・・・」

「おーおー、何食っても美味いから安心しろ」

 

 

向かい側に座ってがつがつと食べ始める先生を見たら

そんなことで悩むのも馬鹿みたいに思えて、私も箸をつけた。

 

 

「・・・ん、おいしいー・・・」

「当たり前だ・・・んぐ」

 

 

本当、先生の手料理はおいしくって

私は夢中になって食べてしまった。

 

ふいに、パクパク食べてる私を見て、先生がくっと笑った。

 

 

「んむ?・・・なに、先生?」

「いや、よく食うなーと思ってよ。・・・ほら、口についてんぞ」

 

 

先生が手を伸ばして私の口を親指で拭ってくれた。

 

 

「あ、ありがとぅ・・・て、え?なに?」

 

 

目的は果たしたはずなのに、私の目の前から引かない手に

あたふたして若月先生を見ると

彼はニヤリと悪戯な笑みを浮かべていて・・・

 

 

「あぁ?のだろ?が食えよ」

「っはぁ?!・・・んぐっ」

 

 

私が戸惑っている間に ほら よ、と指を口に突っ込まれた。

明らかにご飯粒を食べさせようとはしていない、その指の動きに私は翻弄される。

 

そんな私に満足したのか、先生は指を出してぺろりと舐めて見せた。

 

 

「ごちそーさん」

「・・・エロ医」

「はっ、こんくらいでエロいとは言われたかねぇな・・・」

 

 

ばっと口を押さえたときにはもう遅く・・・

胸元を肌蹴させた先生はすっごい楽しそうな顔でぐらりとする一言を放った。

 

 

「食後のデザートは、お前、だろ」

 

 

 

 

 

 

その後どうなったか、なんて・・・

 

 

 

 

恥ずかしくていえません。

 

 

 

 

 


エロ医。っぽいのを書きたかったんですけど、ね・・・不発・・・(吐血
本当、お粗末さまでした(´Д`;