「おい貴様。俺様の何が気に入らないっつーンだ?」
姫と魔王。
煌びやかなドレス。
瞳ほどの大きさの宝石。
女の子なら誰でも心躍らせるであろう、それらを
頭からかけられた。
ぶすーっとした魔王さまに。
私はこの人の 生け贄 にされたのだ。
「いえ、べっつにー」
「・・・チッ、可愛くねぇなー」
「あら?知りませんでした??」
「お前は、本っ当に・・・」
ハァー・・・
そんな大げさに溜息つかなくてもいいじゃない。
額に手を当て、やれやれといった表情の魔王は
・・・やっぱり綺麗なんだよなぁ。
連れてこられる道中は、悲しくて悔しくて堪らなかった。
でも、この広ーいお城に着いて、魔王の姿をみた私は
不覚にもときめいてしまったのだ。
『貴様が今宵の生け贄か?・・・気に入った』
彼が、不敵な笑みを浮かべたそのときに
私は魔王に魅入られた。
「・・・ったく、お前は今までの女とは全く違うな」
「・・・?」
言うなり、どかっと私の隣に座り
腰に手を回され引き寄せられた。
自然と魔王の胸にもたれかかる姿勢になる。
毎日毎日、こんな体勢にはなるのに
私はまったく慣れることができなくて・・・
「ちょっ・・・///」
「くっ・・・相変わらず可愛い反応だな。・・・いずれ肌を合わせることになるっつーのに」
「な!ななな・・・っ!!」
「俺様は本気だ」
いつものセクハラまがいの態度から
急に真剣な顔になるなんてズルイ。
「ま、おう・・・」
「名前呼べ・・・」
「龍、太ろ・・・ん」
言い切る前に龍太郎の唇がふってくる。
まるで噛み付くかのような、息もつかせぬほどのキスに
私の頭はくらくらする。
煌びやかなドレスも
瞳ほどの大きさの宝石も
そんなものはいらないの。
ほしいのは
あなただけ。
「愛してやるよ。これからも、だけを」
夢ネタ魔王さま。はまりすぎですよ先生ー!!
先生大好きなのにこんなのしか書けない(:D)rzやっぱ書くより読むほうが向いてるような・・・